売買取引成立以後に起こった契約不適合責任に関するトラブル事例のご紹介
当社での実例としても様々なケースがございました。
- ・現在は戸建となっているが、その前は大きな工場があった為に大型の基礎コンクリートが地中に埋まっていた。
- ・地中から戦中の焼夷弾が見つかった
- ・土壌に基準値を超える鉛が含まれていた
- ・地中からコンクリートや瓦等が大量に見つかった
- ・中古住宅の天井裏からの雨漏りが発生した
などなど、このような場合は土壌改良や残土物の撤去などの手間や費用がかかり、また処理の工程で隣地建物が傾くなどの影響が出る場合があり、慎重に対処していかなければなりません。仲介での不動産売却をする場合はこういったリスクがございますので、地域特性を知った取引経験の多い業者に依頼する事をおすすめいたします。
逆に弊社が直接買取をさせていただく場合はこういったリスクの心配をすることなく売却が可能になります。
下記は不動産適正取引推進機構により報告されている判決・紛争事例となります。
- 地中の産業廃棄物
- 地中にコンクリート塊等の産業廃棄物のあったことは隠れた瑕疵に当たり、売主は損害賠償責任(248万円)を負うとされた事例
▶東京地裁判決 平成10年10月5日(判例タイムズ 1044号 133頁)
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- 地中障害物
- 中高層マンション建築用地において、
マンション建築の支障となる地中障害物が存在したときは、隠れたる瑕疵があるとして、売主に対し同障害物の撤去費用相当額(3090万円)の支払を命じた事例
▶東京地裁判決 平成10年11月26日(判例時報 1682号 60頁)
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- 土壌汚染と契約不適合責任
- 有害物質が環境基準に抵触しない有害物質の量であっても、売主の契約不適合責任が認められた事例
▶東京地裁判決 平成14年9月27日(ホームページ下級裁主要判決情報)
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- 土壌の来歴や従前の使用方法の説明義務
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土壌汚染を発生させる蓋然性のある方法で土地利用をしていた売主は、買主に対し土地の来歴や従前の使用方法について説明すべき信義則上の付随義務があるとされた事例
▶東京地裁判決 平成18年9月5日(判例時報1973号84頁)
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- 隣接地への工事立入り承諾書の徴求をめぐるトラブル
- 隣接する売主の敷地内への工事立入り承諾書の取得ができず紛争となったもの、買主に解決金150万円を支払うことで和解成立。
▶特定紛争
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- 隣地と共有共用の埋設管と瑕疵担保免責特約
- 分譲目的で買い受けた不動産業者が、隣地所有者と共有共用の排水管等が埋設されているとして請求した損害賠償が認められた事例
▶東京地裁判決 平成16年10月28日(判例時報 1897号 22頁)
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- マンション上階の生活騒音と契約不適合責任
- マンション上階の居住者の生活騒音に耐えられないとして、契約の解除及び売買代金の返還を求めた買主の請求が棄却された事例
▶神戸地裁判決 平成14年5月31日(判例集未登載)
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- シロアリ被害による暇疵担保責任
- シロアリ被害のある建物について、売主の契約不適合責任が認められた事例
▶東京地裁判決 平成18年1月20日(判例時報1957号 67頁)
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- 過去の建物火災についての調査・説明義務
- 過去の火災による焼損等は隠れた瑕疵に当たり、売主と媒介業者に損害賠償責任があるとされた事例
▶東京地裁判決 平成16年4月23日(判例時報 1866号 65頁)
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- その他にも紛争事例などをご覧になられたい場合は不動産適正取引推進機構のウェブサイトをご覧ください。
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